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2012/12/02

おたより

若狹恵美子

 

ほとんど毎日、学習会 (カウンセラー養成講座・聴き方の学習会) の受講生や面接に来られる方々とお会いしています。私自身が『生きること』『人間の摩訶不思議さ』『虚しさ』等など、自分自身の中に湧き出る情動と、向き合い、そのまんま戴けているかなぁ、と思いを巡らしつつ、ごく当然のこととして、日常の暮らしもそれなりに送っています。

 

先日1通のお手紙が届きました。鳩が四葉のクローバーを口に咥え、飛んでいる絵柄の封筒の差出し人は、東京に転居された懐かしい人からのものでした。

昨年の夏ご主人のお仕事の都合で、ご家族揃って北海道を離れました。それ迄の数ヵ月間学習会に参加されていました。1年半振りです。当時転居を控え期待と不安と、札幌を離れる淋しさ等々の思いを語っておられた彼女は、『大きな壁にぶつかる事も無く』今日まで過ごしてこられたとのこと。そして、何より嬉しい言葉が、続いていました。

『引っ越しで一番残念だったことは、受講できなくなったことです。』

『小さいことで悩んだり、心が縮こまっていくような・・・。受講できない今、かつての学習ノートを取出し、また学習センターのホームページを見ながら、自分なりに、しっかりそこから学んでいこうと思っています。』追伸として、少し遠慮気味に字も小さく『今頃こんな手紙送ったらご迷惑かな・・・と思いましたが、自分に湧いた感情を、大事にしてみました。』と書かれていました。

そう1年半前には、自分の感情を素直に言葉にすることが、少し出来にくかった、と記憶しています。『自分に湧いた感情を、大事にしてみました。』と相手に言えて、そのように行動できるのは、とても凄いこと。

 

人の生きて在る世界に、近付こうとすればするほど、矛盾や畏れが明確になってきて、立ち止まったまま、後を向きたくなってしまう時も、あります。そのような自分との戦いを(まさに戦いという言葉がピッタリ)しなければ、自分が救われていかない時が、あります。

こうして出会った人達の姿や言葉は、本当に嬉しいものです。これからもやり続けていける!やり続けていこう!という力が湧いてきます。有り難いことです。

 

24.11月19日 記